お湯に入れるとシュワシュワーと泡が出る入浴剤、バスボム。
バス用品売り場などで色とりどりのバスボムが売られています。
お湯が弱アルカリ性になってお肌つるつるになりますよね。
これって実は、家でも作ることができるってご存じでした?
実は、家でも簡単に作れるなんて知りませんでした!
娘の誕生日プレゼントにバスボムのメイキングトイを頂いたので、早速作ってみました!
バスボムが簡単に作れる!メイキングトイ【ポッピング】
学研ステイフル(Gakken Sta:Ful) バスボムラボ ポッピング W250×H215×D105mm
学研から出ているバスボムをつくるおもちゃです。
対象年齢は6歳以上(年齢の目安は6~9歳と記載されています)
このメイキングトイで、このようなバスボムが作れます↓
中に入っているセット内容はこちら↓
色や香料などは入っていないので、真っ白のシンプルなバスボムが出来上がります。
色を付けたい場合は、食紅などを別途購入する必要があります。
取扱説明書はすべての漢字にフリガナがふってあるので、6歳以上であれば自分で読んで作ることができるようになっています。
実際に子供と一緒にバスボムを作ってみた
バスボムの材料
まずは材料からです。
セットの中には、重曹とクエン酸が入っています。
重曹は400g、クエン酸は200g。
付属の材料だけで、だいたい8個分のバスボムが作れるようになっています。
付属の材料がなくなったら、市販されているのもを購入してもよいそうです。
その場合、「食品グレード」のものを購入した方がいいようです。
重曹やクエン酸をお風呂に入れるのって大丈夫なの?って思われた方。
重曹やクエン酸は口に入っても大丈夫な物なんです。
重曹とは?
重曹は、「炭酸水素ナトリウム」といって、お料理に使う塩と同じナトリウム化合物の一種です。
ベーキングパウダーの主成分で、古くから胃薬としても使用されているので、安心してお風呂に入れられるものです。
水に溶けると弱アルカリ性になり、水を柔らかくする軟水効果もあります。
「お掃除の時に水に溶かして使う」というのは有名ですね。
我が家では、犬がいるので、犬が舐めても大丈夫な材料でお掃除をしたい...ということで、昔から重曹を使って掃除をしていました。
クエン酸とは?
クエン酸とは、「酸」と付くとおり、レモンや柑橘類に含まれる「酸っぱい成分」のことです。
「食品添加物」としても使われているので、口に入っても大丈夫なものです。
重曹とクエン酸が合わさると...
重曹とクエン酸と水が混ざることで、化学反応を起こし、勢いよく発砲する性質を持っています。
お風呂のお湯が弱アルカリ性になり、美肌効果の期待できるお湯になります。
花王の発砲入浴剤「バブ」もバスボムの一種です。
美肌効果が期待できるものが、子供のおもちゃで手作りできるなんて、親としても うれしいですね!
バスボムの作り方
重曹とクエン酸を用意したら、バスボム作りを始めます。
初めに使うのは、こちら↓
左側がバスボム作りのメイキングトイの本体です。
この本体で、重曹とクエン酸を混ぜたり、固めたりします。
右側が計量スプーンです。
1つのバスボムを作るのに、右側のスプーン大を2杯、左側のスプーン小を4杯使います。
まずは、軽量スプーンで計った重曹とクエン酸を本体に入れていきます。
結構 正確な計量が必要なので、すりきりで量ります。
重曹やクエン酸はこぼれると思ったので、おぼんの上にお皿を置いてやりました。
娘も楽しそうにやっています。
計量した重曹やクエン酸を本体に入れます。
次に、付属のスプレーボトルを使います。
このスプレーボトルに水を入れ、本体の中に2回プッシュします。
そのあと、フタを閉じ、50秒ほど振ります。
その後、一度フタを開け、本体の内側に付いた材料を落とし、10回振ります。
「スプレーを2回 + 50秒振る + 10回振る」を3回繰り返します。
フリフリ~!
娘は、最初は嬉しそうにやりましたが、後半はほぼ私がやりました。
50秒振り続けるのはちょっとした運動です。二の腕がプルプルいってます!
そして、プレスバー(上の写真の棒状のところ)を押し下げれば、バスボムを成形することができます。
この状態で、10分から30分置きます。
その後、バスボムを取り出します。
付属の乾燥スタンドに置いて、1時間以上乾燥させます。
左側の白いバスボムが初めて作ったもの、右側のピンク色のバスボムが2回目に作ったものです。
ピンク色は、紅色の食紅を使用しました。
1回目は計量が甘かったのか、きれいに仕上がりませんでしたが、2回目はとてもきれいに仕上がりました。
手作りのバスボムを浴槽に入れてみた
娘と一緒にお風呂の浴槽に入れてみました。
写真で見るとそれほどシュワシュワに見えませんが、実際に見ると結構シュワシュワです。
ヤッター!
シュワシュワでたね~♡
香りなど付けていないので、無臭のシュワシュワがでるだけです。
娘は、自分の作ったバスボムが シュワシュワと音を立てて溶けていくのを キラキラした目でずーっと見ていました。
市販のバブよりも早く溶ける感じです。
お湯はしっとりになって、お肌がすべすべしました。
バスボムを子供と作ってみての感想
4歳児が作って学んだこと
娘は現在4歳。
対象年齢6歳以上のおもちゃで 重曹やクエン酸を使うことから、取扱説明書には、「誤飲の危険があるので、6歳未満のお子さまには絶対に与えないでください」との記載があります。
しかし、誕生日のプレゼントとして知人から頂き、娘もやる気満々だったため、親の判断で作りました。
(口に入れても大丈夫な素材ですが、重曹やクエン酸は絶対に口に入れない、重曹やクエン酸をさわった手で顔をさわらない...という約束をしてから作業しました。)
初めて作ったバスボムは、重曹やクエン酸の計量ミス、ミストの量などかなり適当に作ったため、娘が握っただけで 崩れかけてしまいました。
つぎは ちゃんと はかって つくる!
1回目の失敗があったからこそ、2回目からは計量スプーンとすりきり棒でしっかりと量り、ミストもボトルをちゃんと最後までプッシュすることに注意して作業をすることができました。
それ以降、何度かバスボムを作っていますが、大きな失敗はありません。
娘は、きちんと計量スプーンで量るやり方や説明書通りに作らないといけないことを学びました。
また、いつもお風呂に入るのをなんとなく渋っている娘が、バスボムをシュワシュワさせたい一心で、お風呂に早く入りたいとせがむように...
一時的な効果ですが、お風呂のイヤイヤ回避につながりました。
子供とバスボムを作る際の注意点
バスボム作りは、重曹、クエン酸、水分の割合が大事です。
水を入れすぎたら、発砲してしまいますし、水が少なすぎたら固まりません。
なので、説明書通りに作りましょう。
上記のバスボム作りの際にも ところどころ出てきた内容ですが、子供とバスボムを作る際の注意点をまとめました。
バスボム作りの注意点
- 新聞紙やおぼんを敷いて作業する
- 計量スプーンとすりきり棒で正確に量る
- スプレーボトルを完全に押しきる
- 乾くまでさわらない
重曹やクエン酸を計量スプーンとすりきり棒で計量する場合、必ずこぼれます。
なので、新聞紙やおぼんを敷くのをおすすめします。
1回目に作ったバスボムが握っただけで崩れてしまったのは、計量が上手くできていなかったことと水分が足りなかったことが考えられます。
娘の場合、始めはすりきり棒の使い方がわからず、適当に入れていました。
また、スプレーボトルの押すところを完全に下まで押しきっていませんでした。
下まで押せていないということは、説明書に載っている通りに作ったとしても水分が足りなくなってしまいます。
スプレーボトルは完全に押しきるようにしましょう。
あと、乾燥スタンドで乾燥させている間、娘は1時間以上も待ちきれず、何度も触りました。
1回目のバスボムが崩れたのはそのせいもあるかもしれません。
1時間は待ち遠しいですが、完全に乾くまでガマンしましょう。(なかなかこれが難しい...)
大人だけで作る際はこんな「注意点まとめ」なんて全くいらないでしょうが、子供が作る時には必要です。でも注意点を守って楽しく作りたいですね。
作る時も楽しいですが、お風呂に入るのも楽しくなるバスボム。
これからは色を付けたり、お花を入れたり、いろいろなバスボムに挑戦していきたいと思います!
子供と一緒にいろいろ作ってみた記事はこちら↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでもおもちゃ選びの参考になればうれしいです。