娘が2歳後半のころ、大人がよく使う時間の単位を真似てしゃべったりしていました。
そろそろ、歯磨きしようね。
30ぷんご にする!
このころはまだ30分後がどれくらい後なのか、分からずに使っていました。
「30分後」という言葉を使えば、嫌いな歯磨きを後回しにできる「魔法の言葉」だと思っていたようです。
そろそろ、時間と時計について教え始めた方がいいかな...
...と思い、時計の絵本を探しました。
今回は、楽しく時間や時計のことがわかる、おすすめの絵本を紹介します。
時計の絵本はいつからがおすすめ?
早い子だと2歳後半くらいから時計が読める子もいます。
時間の概念も含めた時間の認識は5歳くらいからわかるようになるともいわれています。
時計の読み方は、令和2年度から小学1年生で習うことになっています。(令和元年までは小学2年生だったので、1年繰り上がりました)
2歳後半から6歳まで...と幅が広いですよね。
私の個人的意見としては、興味を持った時が一番 だと思っています。
家にアナログ時計がなかったり、時間に関する話題がなかったりすると、小学校の授業でもなかなか理解することができない子供もいるようです。
なので、幼児期のうちに時計の絵本を読んだり、アナログ時計を見たり、時間を伝えて行動したり...といった「時間に興味を持つ」環境を作っておきたいですよね。
おすすめの幼児用の時計の絵本
時計の絵本には、大きく分けると2種類に分かれています。
- 物語を通じて時間の概念を知ることができる絵本
- 時計の読み方を教えてくれる絵本
この2種類を用意するのがおすすめです。
まずは、物語を通じて時間の概念を知ることができる絵本はこちら↓
時計が付いた しかけ絵本
プータンいまなんじ?
こぶたのプータンのある一日(起きてから寝るまで)が描かれています。
大好きなおばあちゃんが3時にやってきます。
プータンはおばあちゃんが来る3時が待ち遠しくてたまりません...。
おもちゃの時計がはめ込まれている「しかけ絵本」です。
最近時計が読めるようになったプータンと、その家族との 時間に関するやり取りに合わせて、時計の針を動かしていく絵本です。
物語要素が強いので、ワクワクしながら読むことができます。
時計の勉強してる感じは全くありません。
丸く切り抜かれたところに時計がはめ込まれています。
ページをめくっても時計が出てきます。


✓この絵本のおすすめポイント
- ストーリーがしっかりしているので、何度も読みたくなる
- 時計はプラスチックでできていて、壊れにくい
- 長針に合わせて、短針も連動するので、本物の時計のよう
ストーリーがしっかりしているので、何度も読みたがる
お話としても満足できる内容なので、何度も読むことができます。
ちょっとドジ?なプータンが可愛くて、ところどころクスッと笑える内容です。
プータンが「いま〇時だよ」と教えたり、家族から時間を教えてもらったり、自然の流れで時間が出てきます。
時計はプラスチックで出来ていて、壊れにくい
時計が絵本に付いていると、子供は必ず触りたがります。
わたしが とけいを まわすの!
この絵本の時計はプラスチックで出来ていて、しっかりしています。
読むたびに娘が時計の針を動かしますが、今のところ壊れる気配はありません。
長針の先には窪みがあり、回しやすいように作られています。


長針に合わせて短針も連動して動く
本物の時計のように、長針を回すと短針も連動して動きます。
子供は自然に、時計は右回りに針が動くこと、長針が進むと短針も少し進むことを知ることができます。
楽しく物語を通じて、時計のことや時間の概念を知ることができますね。
おさるのジョージ いまなんじ?
仲良しのアリーと一緒に幼稚園に行くことになったジョージ。
時間通りに来た幼稚園バスに乗り、幼稚園では、時間に合わせて絵本を見たり砂遊びをしたり...。
幼稚園での一日を時計と一緒に見る絵本です。
ジョージ だいすき!
ジョージ好きな娘には良かったです。
最初のページに時計が付いていて、折り込まれています。
絵本を読むときは、時計のページを開けば、時計を出したまま読み進めることができます。
✓この絵本のおすすめポイント
- おさるのジョージが好きな子におすすめ
- 時計が大きくて、分刻みの線も入っているのでわかりやすい
- 右下に正解の時間の見本が載っているので、子供が針を合わせやすい


他のキャラクターの時計絵本もあるので、お子様が好きなキャラクターの絵本の方が合うかもしれませんね。
時計の読み方を教えてくれる絵本
とけいのほん
時計の針のちびとのっぽが散歩に出かけます。
散歩で出会ったお友達に、「いま なんじか おしえてくれたら とおしてあげる」と言われ、自ら時計を作り始めます...
時計絵本の定番ともいえる絵本です。
とても丁寧に時計の見方を教えてくれます。
「こういう風に教えてあげると わかりやすいんだ!」と、大人の方が感心する内容です。
- 「とけいのほん1」は10時や10時半などのちょうどの時間を教えてくれます。
- 「とけいのほん2」は〇時〇分の時間を教えてくれます。
「とけいのほん2」は、60までの数字がわかっていないと難しいと思います。
ウチの娘はもう少し先になりそう...
とけいのほん2冊セットもあります↓
時間や時計が気になるお年頃には、他にもたくさんの絵本を読んでもらいたいですよね。
そんな方には 読み聞かせアプリもおすすめです。
人気の絵本から名作童話まで幅広く取り揃えていて、プロのナレーターによる読み聞かせ音声が楽しめます。
読み聞かせアプリの詳細をみてみる⇒みいみ(耳で聴いて 声で遊べる 絵本アプリ)| iPhone/Androidアプリ

時間や時計に興味を持つような環境を整えよう!
子供が時計を読めるようになると、「〇時になったらお片付けしようね」「〇時になったら家を出るよ」などと促すことができます。
子供も、「〇時には片付けないといけない」と心の準備ができ、〇時になったら行動に移すことができるようになります。(できない時もありますが...)
〇時〇分までの細かい時間がわからなくても、「〇時には〇〇しようね」と促すと、次の行動の予測が立てられるので、イヤイヤが減ったように感じます。
我が家では、「勉強のように時間を教える」ということはしていません。
まだ、幼児期のうちは、楽しく時間の概念を知ってもらえたら...と思っています。
絵本で時間のことを知ったり、リビングに大きなアナログ時計を置いたり、時間に関する声掛けを行ったりして、自然な感じに「時間や時計に興味を持つ」という環境を整えておきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも絵本選びの参考になればうれしいです。