陽だまりの庭で 絵本・子育てブログ

3歳半で100冊以上の絵本がある我が家。絵本と遊び・体験からの娘の成長を綴ります。

1歳から台所育児をやってみて感じたメリット(効果)・デメリットとは?

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「子供が小さいうちから一緒にキッチンに立って、お料理させてみたいな」と考えてらっしゃる方、小さいころからの台所育児にどんなメリットがあるのか気になりますよね。

 

我が家の娘は1歳半ごろからキッチンに立って一緒に料理をしてきました。

現在5歳になり、1歳からの台所育児による効果を感じることができたり、台所育児を続ける上でのデメリットがありましたので、まとめてみました。

 

これからお子様に台所育児を始めようと思ってらっしゃる方、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

台所育児を始めるときに参考にした本

我が家では、台所育児をする時に、参考にした本があります。

坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を

 
「台所育児」とは、小さいころから台所に立ち、生きる力を学ぶ育児法のことです。
 
タイトルのとおり「包丁を使い始めるのは、1歳からでもできる」...というすごい内容です。
 
子供と一緒にお料理をするための心構え、おすすめの道具、おすすめのレシピなどが載っています。
 
これから初めて子供にお料理のお手伝いをしてもらおうと考えてらっしゃる方にお勧めの本です。
 

我が家では1歳から包丁を持たせるのはさすがに早すぎるかな...と思ったので、包丁やコンロ以外の簡単な作業からお手伝いしてもらいましたが、かなり参考になる本でした!

 

実際に我が娘が1歳からどのように料理のお手伝いをしてきたかの成長記録はこちらをどうぞ↓

関連記事⇒1歳2歳のお料理 実際にキッチンに立ってどれくらいできるのかを月齢ごとにまとめました

 

 

では、実際に5歳になったからこそわかった台所育児でのメリットをご紹介しますね。

1歳からの台所育児で実際に感じたメリット(効果)

お手伝いという感覚がない

1歳半ばって「ママの真似をしたい」「ママのようにお料理をしてみたい」という時期ですよね。

そんな時期にキッチンに立つのは危ないからと言ってキッチンから遠ざけてしまい、大きくなってきていざお手伝いをさせようとしたら、お手伝いを嫌がった......というのはよく聞く話です。

 

娘は1歳半ごろからキッチンに立ってお手伝いをしてきました。

物心がつく前からキッチンに立ってきたため、「お手伝い」という感覚がありません。

ママがキッチンに立ったら、一緒にキッチンに立つ...という感覚です。

 

5歳現在もお手伝いをしている感覚がなく、「ママと一緒にお料理するのが普通」...という感じなので、1歳からキッチンに立たせて良かったです~。
今後も「お手伝い」ではなく、「自分自身が作りたい」という気持ちを大切にしたいと思います!

 

食への興味

1歳や2歳ごろは料理の一部をほんの少し手伝うだけですが自分が作るのに関わった料理が出来上がると、喜んで食べてくれます

 

一般的に、イヤイヤ期の2歳ごろから食べ物の好き嫌いが出始めると言われているそうです。

「食べ物の好き嫌いの概念」が無い2歳ごろまでに嫌いな食べ物を作らないことがいいそうです。

1歳ごろから料理のお手伝いをすることで食への興味がわき、自分の作った料理を食べて「嫌いな食べ物を作らない」ことができるかもしれません。

 

食べ物の好き嫌いの概念が無いころから料理のお手伝いを始めた娘。
そのおかげかわかりませんが、5歳の今では野菜の好き嫌いはあまりありません。(←実際は、嫌いな野菜は少しあるけどちゃんと食べる。)

 

手先が器用になる

1歳半ごろのおもちゃ遊びは、ブロックをやっと2~3個くっつけられるようになったり、積み木を5個くらい積み上げられるようになる時期。

 

そんな時期にレタスをちぎったり、ママが切った野菜を鍋に入れたり...。それだけでも手先が器用になりそうですよね。

いろいろな手触りの野菜をさわったり、パン生地やハンバーグをこねたりして手先の刺激にもなります

 

娘には月齢が上がるごとにいろいろな細かい作業も任せました。
親が見ても手先が器用(←親バカです)で、5歳現在、幼稚園の先生から「手先が器用」とお墨付きを頂きました!(←お世辞の可能性あり)

 

自主性が育つ

お手伝いは、親からお手伝いを任せてもらえたという信頼感を得ることができます。

それが自己肯定感を育むことにつながり、自信や意欲が高まります。

 

娘が3歳前半の頃に、「トマト係」に任命しました。
トマトを冷蔵庫から出すところから始め、ヘタを取り洗い、切って、皿を出し、皿に盛り付け、テーブルに出す......というところまで任せました。
何個のトマトを使うか、どれくらいの大きさに切るか、どのお皿に入れるかなど娘なりに考えて、全部の工程を一人でやりました。とても嬉しそうに張り切ってやってくれました!

「こうやればもっと早くできるよ」...と口出ししたい気持ちを抑え、任せた作業はなるべく最後まで子供自身でやらせることで、自分なりに考え、行動できるようになりました。

 

ある程度お手伝いの経験をした4~5歳ごろから、自分でこの料理を作ってみたい、この野菜を使っておいしいものを作りたい...という意欲がわいてきました。

 

4歳後半ごろから、娘と一緒にスーパーに行くと、「この野菜を買って...サラダを作りたい!」「これとこれを鍋に入れてスープを作る!」...などと言葉が出てきて、娘主導で夕食の献立が決まることも出てきました。
最近はひらがなが読めるようになってきたので、子供向けの料理本を見ながら作っています!

 

数学的な経験ができる

先ほどの「トマト係」の時は、切ったトマトを人数分に分けないといけないので、同じ数ずつ分けるためにはどうしたらいいかを娘なりに考えて一生懸命やっていました。

 

3~4歳の子供にとっては「同じ数ずつ分ける」だけでも勉強になります。

どうやったら同じ数ずつ分けられるかを考えたり、何度も数え直したりして実際に経験しながら算数にふれることができます。

 

「ハムを4等分に切る」、「計量カップの200のところまで水を入れる」、「計量スプーンで3回入れる」など、料理をしているだけで いろいろな数字が出てきます。

 

就学前に「勉強」としてでなく、「経験」として数字にふれることができたのはとても良かったです。
まだ5歳なので、この経験がこの先どのように活かされるか分かりませんが、活かされて欲しいです!

 

科学的な経験ができる

科学...と言っても身近にある科学の経験ができます

 

サラダのドレッシング作りでは、水と油が混ざらないことを知ることができます。

野菜を洗う時に、水に浮くものと浮かないものがあることを知ることができます。

野菜の切り方によって断面が変わることを知ることができます。

 

沸騰したら湯気が出たり、焼いたら色が変わったり、混ぜたら形状が変わったり......子供にとってはお料理は実験のような感覚だと思います。

 

たまに実験のような遊びになってしまうこともありますが、そんな時は万々歳と思うことにしています。
全く料理は進まないし、キッチンの上はハチャメチャになりますが......。

 

普段とは違うコミュニケーションができる

料理中のコミュニケーションは、普段の生活では使わない言葉もたくさん出てきます。

 

コンロを使う言葉だけでも、焼く、炒める、煮る、茹でる、温める、蒸す......などたくさんの言葉が出てきます。

おままごと遊びだけでは出てこない言葉を、料理をしながら覚えることができます。

 

親は料理をするうえで自然と 焼いたり炒めたり...という言葉を使っていましたが、娘は感覚的に覚えたようです。

 

 

台所育児を続ける上でのデメリット

台所育児でのメリットはたくさんありましたが、やはりデメリットもありました。

キッチンが汚れる

想像以上にキッチンが汚れます。

 

「いつの間にこんなところにまで飛んだんだろう?」...とビックリの場所が汚れていたりします。

粉物は周りが粉だらけになりますし、液体は周りがびちょびちょになります。

ドラマの子役のように鼻の頭やほっぺたに付いて、微笑ましい時もあります。(鼻やほっぺたに付くなんてドラマの中だけなのかと思っていましたが、まあまあの確率であります...)

 

キッチンが汚れることをためらっていたら、子供にお手伝いはさせられないと思います。
汚れる過程は目をつぶり、汚れた結果だけを受け止めて掃除をするようにしていました。
でも4歳ごろから自ら汚れに気づいて拭いてくれるようになりました。

 

下準備が必要

1歳2歳のころは、料理のお手伝いをするといっても すべてのことができるわけではありません。

お料理を始めるところから一緒に始めると、メインの作業までに飽きてしまうこともあるので、子供ができるような作業までの下準備が必要です。

 

例えば、今日はハンバーグを作ろうと思っていて、「こねる作業」をやってもらいたい場合、玉ねぎを切ったり炒めたりしているうちに1歳2歳の子ならどこかに行ってしまいますよね。

「こねる作業」の一歩前くらいまで準備をしておいて、材料をボウルに入れるところくらいから一緒にやるのがおすすめです。

 

1歳の頃は娘が飽きないように、娘が手伝えそうな作業までパパに相手をしてもらっていました。3歳の頃まではお手伝いまでの下準備が必要でした。

 

危険と隣り合わせ

包丁やコンロがあるキッチンは危険と隣り合わせです。

子供と一緒にキッチンに立つ時は、常に危険察知のアンテナを張り巡らせて挑まなくてはなりません。

 

子供は夢中になると忘れてしまうことも多いので、包丁やコンロを使う時の注意点を何度も何度も説明しました。

 

1歳2歳の頃の 包丁を使い始めたころやコンロを使っている間は生きた心地がしないほどでした...。
小さいころから口うるさく危険に対して訴えてきたので、4歳ごろから安心して見ていられるようになりました。

 

忍耐力が必要

子供に手伝わせるよりも自分で作ってしまった方が何倍も速く料理が出来上がります。

経験値が無い子供にとって、効率よく料理をすることはできません。

「任せた作業を子供ができるまで、手を出したい気持ちを抑えて待つ」...という忍耐力が必要になります。

 

また、包丁やコンロを使う時に、生きた心地がしないほどのヒヤッとを味わうことになりますが、これもまた よほどの危険がない限りは手出しをせずに見守ってあげなくてはなりません。

 

1歳2歳の頃は、コンロを使う時はさすがに近くで見守っていましたが、包丁を使う時はあえて見ないようにしていました。寿命が縮まりそうだったからです~。

 

 

 

1歳から台所育児をやってみて感じたメリット・デメリットをまとめましたが、いかがでしたでしょうか。

デメリットもありますが、メリットの方がとても大きかったので、やってとても良かったと感じています。

 

これからは、「お料理のお手伝い」ではなく、「子供が一人で作るお料理」にシフトしていければいいな...と思っています。

 

坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

1歳から台所育児をしてみようかと考えていらっしゃるパパママの参考になればうれしいです。

 

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坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を