我が娘には、「自ら考えて工夫をし、物事を進める力を持ってほしい」...と思っています。
そのために小さいころから積極的に取り組んでいきたいな...と思っていたのが「工作遊び」です。
工作遊びは、どんなものを作りたいのかを想像し、いろいろな材料の中から選び、試行錯誤しながら作り上げていきます。
さまざまな材料の素材にふれ、扱い方なども知ることができます。
でも、そのように試行錯誤しながら工作ができるようになるためには、初めのころは 親も一緒に工作に関わらなければなりません。
それってまず 何から作ればいいの?
全然わからない~!
...工作を娘と一緒にしたい気持ちはあるものの、ママ自身が何から取り掛かればいいか分からない状態...。
そこで、インターネットや本などで調べ、娘と一緒に2歳すぎごろから簡単な工作(工作と呼べないくらいのもの)を始めました。
すると、3歳になったころから自分の意思で何かを作りはじめるようになりました。
それまでに親子一緒にいろいろな物を作ってきた経験から、それに似たようなものを自分で作ってみたり、それから発展させたり...。
親子で楽しく工作してきたことを吸収してくれていたんだ!という感動がありました。
今後も自分の作りたいものをどんどん工作していってほしいところです!
ということで、今回は おうちでの工作遊びをどのように始めたらいいのか...の参考になった本や、工作をしやすい環境づくりなどをまとめました。
2歳3歳の工作遊び まず何から始める?
自分自身が幼少期にどんなものを作っていたのかなんて覚えていないし、どんなものから作ればいいのかわかりませんよね。
まず、工作遊びをどのように始めたらいいのかの参考になった本をご紹介します。
親と一緒に工作遊びを始めやすい 簡単な工作が載っている本
非認知能力を育てる あそびのレシピ 0歳~5歳児のあと伸びする力を高める (こころライブラリー)
この本は 0歳~5歳児の非認知能力を育てるための「遊び」がたくさん載っています。
「遊び」の中に「作る」項目があり、工作と呼んでいいのかわからないレベルから いろいろな物を「作る」アイデアが載っています。
この本は作り方は載っていません。
出来上がった工作物で遊んでいるイラストが載っているだけです。
こんなものも作れるよ...的な感じです。
ちなみに、作り方が載っていなくても大丈夫なの?って思われた方。
大丈夫です。大人だったら イラストだけで わかるくらいのものばかりです。
この本がおすすめの理由は、
「立派な工作用の本」には載っていないような ちょっとした「作る」が載っているからです。
「今から工作しますよ」ではなく、遊びの延長で作ることができるものが多いです。
だから、まだ、「ザ・工作」みたいなものを作る前の 2歳ごろに 親と一緒に作ってみることができます。
また、この本は親向けの本なので、下記のようなことも載っています↓
子供の創造的活動において大事なことは、自分が主役となって創造的に作っていけるかどうかです。作品の出来の「うまい・へた」よりも、自分のアイデアの実現のために主体的に工夫ができているのか、自分のやりたいように持てる力を駆使して集中できているのかが非認知能力を育みます。
引用:非認知能力を育てる あそびのレシピ
ある程度、「こんなのも作れるよ~」って教えた後は、子供自身が持てる力を駆使して作り上げていくのが大事なんですね~。
あれこれ口出ししたくなるけど...グッとガマン。
子供の創作意欲を掻き立て 子供自身で作っていくようにするための考え方が分かるような本なので、初期の段階におすすめです。
工作の基礎ができるドリル
子供自身が考えて想像して工作物を作るためには、はさみやノリなどの使い方の基礎が無いとできません。
はさみは、1歳後半ころから練習を始める子もいるようですが、2歳をすぎて興味がでてきたころから始めるのがおすすめです。
2歳~3歳むけに おすすめのドリルがあります。
初めての はさみ でのおすすめドリル
1回切りから徐々に難易度が上がっていくので、順番に取り組めば 自然と上達できるようなドリルです。
ただ切るだけではなくて、切った後に遊んだりできるようになっているので、楽しく取り組むことができます。
初めての のり でのおすすめドリル
最初はシール貼りから始まり、その後のりを使って貼っていきます。
後半は自分で切って貼るので、工作感があります。
貼ることで 絵が完成したり、何かができたり...が分かるようにできています。
切って 貼って...
自分で何かを作ることができる満足感が得られる内容でした!
さいしょの きってみよう も さいしょの はってみよう も「くもん出版」から出ているので、信頼できる内容です。
「さいしょの...」が終わったら、「すいすい きってみよう」「すいすい はってみよう」にステップアップして難易度をあげてくことができます。
リサイクル材を使った工作集
ある程度、切ることができたり貼ったりすることができるようになってきたら、何かを作りたくなってくるかと思います。
工作できる材料を用意したいけど、どんなものを用意したらいいのかわからない...
...という方。わざわざ材料を買わなくても大丈夫です。
ティッシュペーパーの箱や牛乳パック、卵のパックなど 普段の生活で出てくるリサイクル材で大丈夫です。
リサイクル材に絞って工作ができる工作集がこちらです。
こちらの本は対象年齢が3歳からなのですが、大人でも参考になるものばかりなので2歳くらいから用意しておいてもいいかもしれません。
工作用として とっておくと良いものはこちら↓
空き箱・魚や肉のトレー・缶・ペットボトル・包装用の紙・リボン・紙コップ・紙皿・割りばし・ストロー・卵のパック・ヤクルトやプリンのカップ など
普段なら捨ててしまうものを再利用できるので、助かりますね~。
工作におすすめのTV番組
工作におすすめの番組があります。
NHKで放送されている「ノージーのひらめき工房」です。
対象年齢は4歳からなのですが、内容によっては3歳くらいでも 作ることのできる内容です。
我が家では3歳0ヵ月の時から番組を録画し、「これはいけるぞ!」という内容のみ見せていました。親にとっても非常に参考になる内容です。
「これはいけるぞ!」という内容をあらかじめ親が見ておき、材料を揃えておきます。
そして、番組を見せると... 見ている途中から...
これ、つくってみたい!
と言い出すので、
材料あるから作ってみよっか!
...となります。(ならない時もあります)
映像なので、作っている途中や完成形を見ることができるので、子供自身も取り組みやすいようです。
いいこと おもいついた!
...と言って、自分なりにアレンジしたりしています。
工作しやすい環境を作ろう!
2~3歳のころは、おもちゃで遊んでいるかと思ったら 違うおもちゃに興味が沸いたり......次から次へと興味が移ります。
その興味がいつ「工作」に移るか分かりません。
遊んでいる流れでいつの間にか「工作している」なんてことも。
そんな時のために、いつでもお絵かきや工作ができるような環境を作ってあげるといいですね。
工作の道具をそろえる
はさみ
工作するときのはさみは、子供の手に合った大きさで、ちゃんと切れるはさみがおすすめです。(幼児用のはさみは手が切れないようなはさみも売られています)
こどもちゃれんじ しまじろう はじめてのはさみ こども用 (右利き/イエローxグリーン)
のり
また、のりはスティックのりよりも、手でぬるタイプの方がいいらしいですよ。
手でのりをさわって、のりを塗っている感覚が分かるのがいいみたいです。
懐かしいです~。今でもあるんですね。
その他、 100円ショップでもいろいろ揃えることができます。
折り紙・色画用紙・セロテープ・マスキングテープ・モール・セロファン など
工作コーナーを作る
子供がいつでも工作に取り掛かることができるように、工作コーナーを作ってあげるといいですよ。
工作コーナーと言っても、ニトリの箱に工作用の道具や材料を入れただけのもので十分です。
我が家の工作コーナーは娘に任せてあるので、材料などごちゃ混ぜに入っています。
ココに入りきらないような大きな材料はクローゼットの中にしまってあり、娘が勝手にとってきて工作を始めます。
出来上がったものをしばらく飾る
出来上がったものをしばらく飾るコーナーもあってもいいかもしれません。
出来上がった工作を、私たち親が嬉しそうに飾っているのを見て、娘も嬉しそうです。
子供が描いた絵や工作を飾ると、自己肯定感UPにもつながるそうですよ~。
いかがでしたでしょうか。
我が家も初めは何から始めたらよいのかわからない状態でしたが、最近ではおもちゃで遊ぶよりも何かを作っている時間が増えてきて 楽しく工作をしています。
「いいこと 思いついた!」と言って、パッとひらめいた時の顔がとても生き生きしていて、親としてもうれしい限りです。
工作遊びはまだ始まったばかり。
これから工作遊びが複雑になっていき、親をビックリさせてくれる日を待ち望んでいます。
工作以外にも 家の中で遊んだり体験したりできることがないか 探している方は、ぜひこちらの記事もどうぞ↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。