3歳前後になってくると、なんでもかんでも「なんでなんで?」と質問攻撃をする「なぜなぜ期」に突入する子が増えてきます。
ウチの娘は只今「なぜなぜ期」の真っただ中。
「なぜなぜ期」が始まる前までは、
娘の「なぜなぜ期」、早く来ないかな~。
質問がきたら、絶対に丁寧に教えてあげよう!
...と心待ちにしていました。
...ですが、実際に質問されると、
想像していた質問と違うし、質問攻めが すごすぎてヤバい!
...という結果に。
…と慌てて、図鑑や辞典を購入しました。
容赦ない質問攻めの時期に実際にどんな質問があったのか、その質問に対処するためのポイントや、あると便利な図鑑などをまとめました。
「なぜなぜ期」はいつから始まるの?
一般的には3歳から4歳から始まると言われています。
1~2歳までの物の名前を覚える時期がすぎ、言葉の理解がある程度進んでくるころに始まるようです。
年齢が増えるごとにどんどん「なぜなぜ」のレベルもアップしていき、6歳くらいまであるようです。
「なぜなぜ期」の答え方のポイント
想像していた質問とは違うし、次から次へと質問が出てくるし、しどろもどろになっちゃうし...どう答えればいいの?
子供には丁寧に答えているつもりでも、今のやり方が合っているのか、どのように答えるのが良いのか不安になることもあると思います。
そこで、「なぜなぜ期」の答え方のポイントをまとめました。
✓質問に答えるときのポイント
- すぐに答える
- 子供がわかりやすいように答える
- 一緒に調べる
- 一緒に体験する
すぐに答える
子供が質問するのは好奇心があるから。
好奇心があるうちに答えてあげた方が、また次の好奇心につながります。
ママが家事に忙しくて答えられないこともあると思いますが、なるべく早く答えてあげるのがベターです。
「後でね...」と後回しにしてしまうと、子供の「知りたい」という好奇心の芽を摘み取ってしまうかもしれません。
それが何度も続くと、質問自体が悪いことなのかと思ってしまうかもしれません。
今後の学習意欲の低下にもつながりかねませんので、なるべく早く答えてあげるようにしたいですね。
子供がわかりやすいように答える
せっかく子供が知りたいと思って質問してきたので、子供にわかるように答えてあげましょう。
実際は、「こんなこと答えても まだわかるわけない」という質問もあります。
それでも 何とか頭をひねって 子供でもわかる言葉を使って 説明してあげるのがいいですね。
一緒に体験する
どうしても言葉での説明が難しい場合は、一緒に体験してはどうでしょうか。
雪は どうして とけるの?
0℃以上になったら 溶けるって言ってもわからないだろうし、私自身、なんで0℃以上になったら溶けるのか答えられない...どうしよう
......で、私がとった行動は...
じゃあ、雪をコップに入れてみて、どうやって溶けるのか見てみよっか?
うん!やるやる~
...といって、コップを持って、外に雪を取りに行きました。
そして、雪が溶けるのを見届けました。
ゆきが みずになったよ!
娘は大満足です。
必ずしも正確な答えが必要ではないと思います。
質問に答えようとする姿勢が大事なのだと思います。
一緒に調べる
中には、大人でも説明できないような質問もあります。
そんな時は、図鑑やインターネットで一緒に調べてみるといいですよ。
「大人でもわからないことがある」ということも知ることができますし、「わからないことがあったら調べる」という習慣作りにもなります。
うんち💩って どうやって できるの?
(そういう質問いつか来ると思ってた!)
ちょっと図鑑で調べてみよっか。ココに載ってるね~。
我が家は、慌てて図鑑を購入しましたが、慌てながらも いろいろ調べた上で購入しました。
実際に娘に購入して、「なぜなぜ期」に活躍した図鑑を、実際にあった質問内容とともに 紹介します。
「なぜなぜ期」の質問例と おすすめの図鑑・辞典
はっけんずかんシリーズ
3歳の「なぜなぜ期」に一番のおすすめの図鑑は、「はっけんずかん」です。
なぜなら、ちょうど対象年齢が3歳からなので、3歳でもわかりやすい絵とわかりやすい説明がされてるからです。
また、めくって楽しいしかけのページと 写真がいっぱいの図鑑のページが 交互に出てきて、3歳児でも飽きないような作りになっています。
はっけんずかんは何冊も出ているのですが、その中でも特に「なぜなぜ期」に活躍したものを紹介します。
「なぜなぜ期」の質問は、最初は 身近なことから出てきます。
毎日食べている野菜やパン、お菓子などが どのようにできているのか、どういった材料からできているのか 気になるようです。
3歳前半に実際に質問された内容
- クッキーは何からできているの?
- この肉は何の肉?豚さんの肉?
- ブロッコリーはどうやってできるの?
- パンは何からできているの?
- お米はどうやってできるの?
このような質問が出てきたら、 はっけんずかん たべものの図鑑を子供と一緒に見て、絵や写真で説明をすることができます。
加工食品は どんな材料が元になっているのか、 豚や鶏の肉の部位は どのように分かれているのか、お寿司屋さんでみる 寿司ネタの魚が 海ではどのような姿なのか...など、大人もビックリの内容です。
身近な食べ物のことがたくさん載っているので、3歳の子供でも入り込みやすい図鑑ですよ。
先ほど出てきた質問とかぶりますが、
3歳前半に実際に質問された内容
- ブロッコリーはどうやってできるの?
- お米はどうやってできるの?
- この草はどんなお花が咲くの?
このような質問には、 はっけんずかん しょくぶつの図鑑もおすすめです。
この植物の図鑑は、道を歩いていたり、花壇や畑を見たりしたときに出会う植物に絞ってあるので、身近なものばかり載っています。
本格的な図鑑と違って 3歳児でも見やすいので、散歩帰りに「さっき見たお花はどれかな?」...と一緒に探すことができますよ。
絵本などで出てくる動物はライオンなども優しくてかわいい絵ですが、3歳になると、現実的なことも少しずつ知るようになり、いろんな質問が出てきます。
3歳前半に実際に質問された内容
- ライオンって本当は怖いの?
- ライオンはどうやって生まれるの?卵から?
このような質問が出たら、 はっけんずかん どうぶつがおすすめです。
この図鑑は、動物の基本情報だけではなく、生活している様子も描かれています。
ライオンのメスたちが協力して獲物を襲うところや、ライオンが食べ残した獲物をハイエナが食べるところまで載っています。
また、ライオンが生まれるところは載っていませんが、シマウマが生まれるところが描かれています。
絵本の世界とは違った 現実的なことがわかるので、成長盛りの3歳児にはおすすめの内容ですよ。
あそびのおうさまずかん
先ほどの「はっけんずかん」は とてもいい内容なので おすすめなのですが、どうしても足りないジャンルがあります。
「あそびのおうさまずかん」で足りないジャンルを補うのもおすすめです。
「あそびのおうさまずかん」も対象年齢が3歳からなので、写真やイラストが大きく、3歳児にもわかりやすい内容です。
「ずかん」とありますが、図鑑っぽくない紙質と内容なので、絵本の読み聞かせのように読むこともできますよ。
「なぜなぜ期」の質問は、やっぱり身近なところから出てきます。
自分の体のことが気になり始めるお年頃なのかもしれません。
3歳前半に実際に質問された内容
- うんち💩ってどうやってできるの?
- おしっこはなんで出るの?
- 血ってなに? 骨ってなに?
- 人にはなんで骨があるの?
このような質問が出てきたら、 あそびのおうさまずかん からだがおすすめです。
体のしくみや働きがわかるような内容の図鑑です。
この図鑑は、かわいらしい絵で、血管や骨、筋肉、内臓の働きのことまで、わかりやすく載っています。
体のことって大人でも説明が難しいですよね。
実際、3歳児がどこまで理解しているのか不明ですが、体に関することは 今後も絶対に必要な内容なので、おすすめです。
子供は空を見るのが好きです。
ひこうき雲や昼間の月を見つけるのがとても早いです。
「なぜなぜ期」には、空や天気についての質問も出てきます。
3歳前半に実際に質問された内容
- 雨はなんで降るの?
- 雪はなんで降るの?
- お月様は今どこにいるの?
- (霧がすごい時)誰かがたき火をしているの?
このような質問が出てきたら、あそびのおうさまずかん そら がおすすめです。
空や天気に特化した図鑑は他のシリーズではありません。
雲、雷、雪の結晶、虹など、きれいな写真が大きく載っていて、子供の目をひく内容です。
「雨はどうしてふるの?」といった天気に関するQ&Aもまとめて載っているので、説明がしやすいです。
ここまでは図鑑をご紹介しました。
図鑑を説明するときの言葉について、
もっとわかりやすい言葉で説明できないかな?
...と思うことがあると思います。
そんな時は、「ことば絵じてん」がおすすめです。
こども ことば絵じてん
ばいきんってなに?
「バイキンが付いているから手を洗いなさい」って言っているけど、バイキンって改めて聞かれると、なんて答えればいいのかな?
...ということって、他の言葉でもあると思います。
このこどもことば絵じてんは、国語辞典の幼児版のようなもので、わかりやすい絵と全部ひらがなorカタカナで記載されています。
絵本のように子供と一緒に見ることができます。
6歳くらいまでに習得したい言葉を中心に、2904語を収録された辞典です。
名詞だけでなく、動詞や形容詞も載っています。
じゃあ、バイキンについて、一緒に調べよっか。
うん!
「びょうきや よごれの もとに なるもの」だって。
やっぱり、手はキレイに洗った方がいいね。
このこどもことば絵じてんは、小学校に入るころまで長い間 重宝しそうな おすすめ辞典です。
これから活躍しそうな図鑑
「なぜなぜ期」に入って 慌てて購入したものの、3歳半ばの時点で まだあまり見ていない図鑑もあります。
幼児期から小学校低学年を対象とした図鑑です。
生き物、自然、体、食べ物、生活の5つの項目ごとに分かれていて、たくさんの「ふしぎ」について疑問に答えるような形の図鑑です。
パッと数えただけで、70コ以上の疑問が載っています。
3歳半ばの娘は、まだこの図鑑に載っているような疑問にはレベルが達していないようです。
娘は、「おなかが すくのは なんで?」レベルですが、
この図鑑は「お腹がすくと、どうして お腹がなるの?」レベルです。
この図鑑は特に対象年齢は決まっていないようですが、5歳くらいから購入する方が多いようです。
もう少し成長したら、この図鑑が大活躍しそうです。
まとめ
ウチの娘は、まだ「なぜなぜ期」現在進行中。
まだしばらくは、 親の頭を悩ませる難問が出てくることでしょう。
実際は、お子さんによって、興味の対象も異なりますし、「なぜなぜ期」に入る月齢によっても質問のレベルはかなり違うと思います。
口頭だけで質問に答えるよりも、図鑑の絵を見ながら一緒に調べる方が、知識として頭に残りますし、今後の学習習慣につながりますので、「なぜなぜ期」の対応に図鑑を使うのはおすすめです。
「なぜなぜ期」の対応が、今後の知的好奇心の向上や脳の発達の面で影響があることを知って、成長のチャンスだと思って乗り越えたいですよね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも子育ての参考になればうれしいです。