娘が5歳になったので、5歳でも楽しめるボードゲームを探していたら、「モノポリージュニア」というゲームを見つけました。
不動産を売買してお金の取引を経験できる...というマネー教育におすすめのゲームです。(...と書くと、難しそうですが、5歳でもわかる簡単なルールの楽しいゲームです)
実際にやってみたら、5歳娘に大ヒットし、毎日家族でゲームを楽しんでいます。
「5歳が楽しめるゲームだと、大人は楽しくないんじゃないの?」と思われた方......大人も子供も関係なく楽しめました。
楽しみながらマネー教育にもなる「モノポリージュニア」。
実際に遊んでみた感想と、どのようなところがマネー教育になるのか、初めてのボードゲームにおすすめの理由などをまとめました。
- モノポリージュニアとは
- 5歳娘とモノポリージュニアで遊んでみた感想
- 【モノポリージュニア】マネー教育におすすめの理由
- 【モノポリージュニア】5歳児にとってのメリット
- モノポリージュニアは初めてのボードゲームとしておすすめ!
モノポリージュニアとは
ハズブロ ボードゲーム モノポリー ジュニア 人気 知育ゲーム 日本語版 キッズ用 対象年齢5才以上 A6984 正規品
世界中で愛されているモノポリーのキッズ版
不動産売買をボードゲームにし、家族で楽しめるゲームとして世界中で愛されてきた「モノポリー」のキッズ版です。
本家の「モノポリー」は対象年齢が8歳以上ですが、「モノポリージュニア」は対象年齢5歳以上です。
「不動産を購入したり賃料を集めたりする」という基本ルールはそのままで、細かいルールや紙幣の種類をシンプルにして5歳児でも楽しめるようなゲームになっています。
モノポリージュニアのルール
モノポリージュニアのルール
-
サイコロを振って出た目の数だけ進む
-
進んだ先が不動産物件であればその不動産を購入する
-
他のプレイヤーがその不動産に止まった際には、賃料をもらうことができる
-
プレイヤーの誰かが破産(所持金¥0)になったらゲームが終わり、その時点でお金を一番持っているプレイヤーが勝ち
マスの中には、「チャンス」というマスがあり、チャンスカードを引くことができます。
上記のルールだけだと完全な運ゲーですが、チャンスカードは戦略を考えることができるカードも含まれているので、単なる運ゲーではありません。
すごろくのようなゴールは無く、周回するゲームです。
周回するほど面白くなっていきます
すごろくだと目に見えて誰が1位か誰が最下位なのか分かりますが、モノポリージュニアは、序盤にたくさん不動産を取得したプレイヤーがその後不動産収入を得られるので、終盤ほど面白く、誰が勝つのか誰が負けるのかを予測するドキドキの楽しさがあります。
(序盤にたくさん不動産取得をしすぎてそのまま破産するパターンもあるので、一辺倒にはいかないのも面白い)
モノポリージュニアはキッズ向けにわかりやすく設計
今まで、不動産売買やら不動産収入などといった言葉が出てきましたが、実際には5歳ごろのキッズの前でそのような言葉は使わなくてもいいゲームです。
「対象年齢5歳以上」にふさわしい、5歳児でもわかりやすい設定になっています。
5歳児にもわかる不動産物件
「不動産物件」なんて難しい言葉ですが、出てくる不動産は、キャンディー屋さん、アイスクリーム屋さん、おもちゃ屋さんなど、5歳児でもわかる物件です。
キャンディー屋さんが欲しいと思ってたの!
......などと言いながらゲームを進めています。
お金の計算がシンプル
通貨は「1モノポリー」のみ。(我が家では「1円」と読んでいます)
不動産の価格は1~5モノポリーまでなので、計算もしやすいです。
なので、5歳児でも簡単に遊ぶことができます。
2円いただきました!まいどありがとうございます。
コマはとてもかわいい4種類
コマは猫と犬と車と船の4種類。
「なんで、動物と乗り物なの?動物なら動物で統一すればいいのに...」と最初思いました。
5歳ごろの男の子、女の子、どちらにも好まれるように、あえて動物と乗り物があるのだな...と思いました。
私は、猫ちゃんがいい!
...と、毎回 猫で進める5歳娘です。
ハズブロ ボードゲーム モノポリー ジュニア 人気 知育ゲーム 日本語版 キッズ用 対象年齢5才以上 A6984 正規品
5歳娘とモノポリージュニアで遊んでみた感想
初めてゲームをした時は、大人がルールを読み上げ、大人の指示通りに言われるがままにゲームを進めていましたが、最後まで楽しくやることができました。
2回目からルールが分かってきたようで、大人の指示通りではなく自分の意思で進めることができるようになりました。
5歳児でも勝つことができるので、大人も手加減なしに本気で遊ぶことができました。
大人が手加減なしに本気で遊んでいるのが、5歳娘にはとても嬉しかったようです。
ゲーム終了までだいたい20分から30分くらいかかりました。
今まで、5分以上かかるようなボードゲームはやったことがなかったので、最後まで飽きずにゲームを楽しめるのか不安でしたが、全然大丈夫でした。
むしろ、もう一回、もう一回とせがまれ、最近では1日に3~4ゲームするのが日課になっています。
では、毎日ゲームをやり続けていることで、「マネー教育におすすめの理由」や「5歳児にとってのメリット」など、いろいろ見えてきましたので、まとめました。
【モノポリージュニア】マネー教育におすすめの理由
不動産売買でお金が動くことを知ることができる
それまでの5歳娘の知識は、「お菓子やおもちゃを買ったらお金を払う。レストランで食べたらお金を払う」...くらいの知識でした。
自分の手元に物が来たり、サービスを受けたりした場合にお金を払う...程度です。
このゲームでは、「建物にも値段が付いていて、建物を買ったらお金を払い、建物を他の人に貸したら賃料をもらうことができる」ということが理解できます。
不動産投資の原点、建物にもお金の取引があることを知ることができます。
5歳娘は、そんな難しい言葉は一切知りませんが、ルールを理解して楽しんでいるので、なんとなく不動産投資の概念が分かっているのではないでしょうか。
先の展開を読みながら戦略を考え、先を見通す力を育む
サイコロを振ってコマを進めている分には運だけなのですが、コマが「チャンス」のところに行くと、チャンスカードを引くことができ、戦略を考えないといけない場合が出てきます。
チャンスカードは、タダでもらえる物件を選ぶことができたり、お金を払って空いている物件を買うことができたり(物件が全て空いていない場合、他のプレイヤーの物件を買うこともできたり)します。
タダでもらえる物件をどれにするか、他のプレイヤーの物件を買う場合 どの物件にするかなど...の戦略が必要です。
その時の判断でその後の不動産収入が変わってきて、戦略が活きてきます。
これは5歳には難しいのではと思いましたが、何回かゲームを進めていくうちに他の人の言動を見て理解し、娘自身で考えて5歳児なりに戦略的に進めることができるようになりました。
チャンスカードで先の展開を想像しながら戦略を考えるので、先を見通す力を育むゲームだと思います。
ちなみにチャンスカードは6分の1の確率なのと、戦略を考えないといけないカードが全てというわけでは無いので、「ほぼ運で、たまに戦略が必要」...な感じです。
「運要素が多めで少しだけ戦略を考える」というバランスが、5歳ぐらいの子にちょうどいいと思いました。
【モノポリージュニア】5歳児にとってのメリット
それまで、5分以上かかるようなボードゲームをやったことがなく、親が手加減をして勝たせてあげていた5歳娘にとって、モノポリージュニアをやることによっていろいろなメリットがありました。
ルール通りにやる
5歳でも理解できるようなルールなので、「ルール通りに遊ぶこと」の必要性を教えることができました。
ゲームを始めて3回目ごろに、自分が負けそうな雰囲気になってきたときに、自分が勝てるように勝手にルールを変えてしまったことがありました。
5歳だと経験が少なく、「勝ちたい」という欲求が優先してルールを守れず、また、負けるのが嫌で途中で投げ出してしまったりすることがあるようです。
今まで他のゲームで、親が手加減をして娘に勝たせてあげていたことを後悔し、ルール通りに遊ぶことの必要性を教えました。
「ルール通りに遊んだらみんなが楽しいし、ルール通りに遊んで勝った方がもっと楽しいと思うよ」...のような感じです。
それからしばらくは「ルール通りに遊ぶ」ということを前もって娘に言い聞かせてから始めていましたが、そのうちに何も言わなくてもルール通りに遊ぶことができるようになりました。
負ける経験
先ほどの「ルールを守る」もそうですが、まだまだ人生経験が少ない5歳なので、負けたら泣きます。ふてくされます。
ゲームだから誰かが勝ったら誰かが負けるんだよ。
負けたら悔しいよね。次頑張ろう!
...そんな言葉だけでは収まりませんが、だからと言って、「もうゲームやめる?」...と聞くと、
まだやりたい!
…と返事が返ってきます。
自分が優勢の時はテンションが高く、劣勢の時はものすごく落ち込んで、「どんだけ感情の起伏が激しいのかしら?」...と思いながら毎回のゲームをやっています。
まだ5歳なので、感情のコントロールが難しいようです。
これからいろいろな経験を通してコントロールできるようになっていくことができればいいと思っています。
普段とは違うコミュニケーションができる
ゲームを始める準備中からゲーム中、ゲームの片付けまで、ゲーム参加者みんなでのコミュニケーションが必要になります。
ゲームを始めるには、お金の準備やサインカード分け、チャンスカード設置などいろいろな事をやらなければなりません。
5歳娘にとって、遊ぶための準備が複雑なゲームは初めてです。(「5歳児にとって複雑」という意味で、大人にとっては複雑ではありません)
誰が何を準備するとか、座る場所はどこにするとか、お金は何枚必要とか......など、ゲームの準備だけでもいろいろなコミュニケーションが必要になります。
(このゲームは一番年齢の小さい子から始めることができ、周り順によって勝ちやすい負けやすいが決まってくるので、座る場所は重要です。また、ゲーム参加人数によってお金の枚数が変わってきます。)
ゲーム中には、「座っている席からコマが遠くて動かしにくそうだから動かしてあげよう」とか、「銀行係(お金の管理)をやってあげよう」、「サイコロを次に振る人に渡してあげよう」...などといった気遣いも必要になってきます。
5歳娘もゲームを何度もやっているうちに、周りの大人たちがやっているように気遣いができるようになってきました。
コミュニケーションを取りながら気遣いをしている娘を見て、成長を感じました!
ゲーム全体を広い視野で見ることができる
「ゲーム全体を広い視野で見ることができる」と書くと、「5歳児でも?」...と思われると思いますが、「5歳児なりに」広い視野で見ることができるようになるのではないかと思っています。
娘は、ゲーム中盤くらいから「自分が現在何位くらいなのか」、「誰が勝ちそうか自分は勝てそうか」などと予測し、テンションが上がったり下がったりしています。他の人の物件取得の多さやお金の量を見て、判断しているようです。
正直、このゲームを始める前は、5歳娘がそこまで考えて一喜一憂すると思っていませんでした。5歳児なりに一生懸命自分の位置を把握しようとしていることに成長を感じました。
子供が勝ちやすいので、ますますゲームが好きになる
モノポリージュニアは、年齢が一番低いプレイヤーが初めにサイコロを振るルールになっています。
そのため、年齢が一番低い子供が不動産取得をしやすく、勝ちやすくなっています。
勝つ頻度が高いので、娘も機嫌よくゲームを楽しんで どんどんゲームが好きになっています。
たまに負けるのは経験として必要だと思うので、ちょうどいい感じです。
モノポリージュニアは初めてのボードゲームとしておすすめ!
すごろくだと完全に運ですし、戦略性が多く必要なゲームだと子供は勝てません。
モノポリージュニアはそのあたりの塩梅がちょうどよく、程よく勝ち、程よく戦略を考え、かつ楽しいゲームなので、初めての本格的なボードゲームとしておすすめです。
長い時間かかるボードゲームもありますが、モノポリージュニアはだいたい20~30分くらいで遊べるので、気軽に始めることもできます。
知育的な要素やいろいろなメリットもあるモノポリージュニア、一度やってみてはいかがでしょうか。
ハズブロ ボードゲーム モノポリー ジュニア 人気 知育ゲーム 日本語版 キッズ用 対象年齢5才以上 A6984 正規品
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでもおもちゃ選びの参考になればうれしいです。