「ぬいぐるみとおしゃべりができる」...という夢のようなおもちゃがあるのをご存じですか?
テレビで取り上げられたり、インターネットのプレゼントランキングの上位に上がったりしているのでご存じの方も多いはず...。
「ぬいぐるみとおしゃべりができる」といっても、所詮おもちゃなのでたいしたことないだろうな...と思いながら実際に遊んでみたら、とっても高機能で娘のおしゃべりが弾んでいてビックリ!
一人っ子の娘にとって、会話力が上がるのではないかと思うくらいの内容でした。
そんな「ぬいぐるみとおしゃべりができる」ペチャットについて、実際にどれくらいの会話ができるのか、どんな場面に使えるのか...などまとめてみました。
ぬいぐるみとおしゃべりができる!夢のようなおもちゃ とは?
Pechat(ペチャット) ピンク ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型スピーカー【英語にも対応】
ペチャットはボタン型のおもちゃ
ペチャットは、ぬいぐるみのことではありません。
ぬいぐるみに付ける「ボタン型のスピーカー」のことです。
スマホに入れた専用アプリを操作し、スピーカーから音声を出すことで、ぬいぐるみがしゃべっているようにすることができます。
子供が反応した内容に合わせて返答もできて会話も成り立つので、「ぬいぐるみとおしゃべりができる」という、とても夢のあるおもちゃです!
「ボタン型スピーカー」は、ボタン型といっても、思ったより大きいです。
大きさは直径4センチくらい。
このボタンから声が出てきます。
この「ボタン型おもちゃ」のみでも売っていますが、我が家のはかわいいくまのぬいぐるみのセットです。
Pechat(ペチャット) イエロー + ラッピーベア L ミルキーピンク
とってもかわいいぬいぐるみです。
ペチャットは充電をしないといけないので、すぐに取り外せるように紐でペンダントのように下げる形にしました。
ペチャット 簡単な使い方
初めて使うときの操作
- ペチャットを充電する
- スマートフォンにアプリをダウンロードする
- ペチャットとスマホをBluetoothでつなぐ
- ペチャットをぬいぐるみに取り付ける
わかりやすい説明書が付いてくるので、その通りやれば大丈夫です。
一度、アプリをダウンロードして Bluetoothでつないでしまえば、次回からの操作は要りません。
おしゃべりさせる時の操作
まず、スマホのアプリを立ち上げます。
そして、ペチャットの電源ボタンを押します。
会話は全てアプリ内で操作します。
おしゃべりさせる時の操作方法は以下の3つです。
セリフをタップする
上の写真のように、アプリに入っているセリフを押すだけ。
とても簡単です。
直接セリフを入力
「セリフを入力」のところに直接セリフを入力するだけです。
私は、入力が遅いので、あまりこの機能は使いませんでした。
あらかじめ入力しておいて、お気に入りに入れておくのもできます。
直接マイクでセリフを吹き込む
直接マイクで吹き込んだ文章をかわいい声に変換してくれます。
ラクだと思いますが、娘のいる前で これはできないので、私は使っていません。
実際にペチャットを使ってみた
初めての起動はとても簡単!
ペチャットは かわいい箱に入っていて、簡単な説明書が入っています。
説明書は必要最低限と思われる内容で、とても読みやすいです。
アプリをダウンロードすれば、後はアプリ内で誘導してくれるので、誰でも簡単にわかるようになっています。
我が家のペチャットはプレゼントで頂いたものです。
娘(当時3歳0ヵ月)に直接手渡されたため、親の私は下調べなしに箱を開け、娘の目の前で説明書を読み、ペチャットを充電し、アプリをダウンロード。
一部始終を娘は見ていました。
(本当は娘の見ていないところでやりたかったけど、3歳だといろいろ分かっているので、隠れてこそこそするのは不可能でした...)
はやく はやく~!
娘は、これから何が起きるのか知りませんでしたが、とてもワクワクしている様子。
そんな中でゆっくり説明書を読んでいる余裕はありませんでしたが、説明書やアプリがわかりやすかったので、思ったよりも早く起動させることができました。
初めてのセリフは?
娘が見守る中、アプリを初見で動かさないといけない状態だったので、頭をフル回転させました。我ながら頑張ったと思います。
「Menu」の「セリフ」というところに、「はじめまして」というカテゴリーがあり、そこをタップすると、初めてぬいぐるみと話をする際のセリフがたくさん入っていたので、押してみました。
「はじめまして」のカテゴリーの中には、「はじめまして」「びっくりした?」「友達になってほしいなぁ」などといったセリフが20コ以上入っていて、子供の反応に合わせてタップするだけで会話が進むようになっています。
ぬいぐるみ:「はじめまして」
!!!!
実際の子供の反応は?
さて、娘(当時3歳0ヵ月)の反応は......?
まだ充電も十分できていない状態で、箱も散乱しているありさまです。
ぬいぐるみから声がするので、大興奮です。
初めは声がするというだけで大喜びしていたので、色々話しかけても聞こえていないくらい声をあげて喜んでいました。
それからしばらくして、ぬいぐるみが意味のある言葉をしゃべっていることに 気が付きました。
でも、初めは ぬいぐるみが質問をしてきたことに対して 答えを返してもいいのかどうかを迷っているようでした。
娘はその時3歳0ヵ月。
それまでの経験から ぬいぐるみがおしゃべりをするわけないし、返答しても返ってこないのでは...と思っているようでした。
ぬいぐるみからの返答がなくてもいいように、娘は少しふざけた感じで ぬいぐるみに話しかけました。
そしたらぬいぐるみから返答があるではありませんか!(←私が操作しているんですけどね)
本当にぬいぐるみと会話ができると知り、さらに大興奮!
初めての会話は、私自身が一生懸命すぎて詳細は覚えていません。
でも、3歳の娘はぬいぐるみが話しているものと完全に思っているくらい 自然な会話ができたと思います。
それから しばらくおしゃべりをしましたが、そろそろ私のアプリ操作も限界に来たので、おしゃべりを終わらせようと 流れを変えました。
「おしゃべりを終わらせる流れ」とは、おしゃべりしすぎてぬいぐるみが眠くなってきた...という流れに持っていきました。
おしゃべりを終わらせる流れ
「Menu」内の、「セリフ」の中に、「おねんね」というカテゴリーがあります。
すると、「おねんね」に関するセリフがたくさん出てくるので、ぬいぐるみが眠くなってきた…という設定にふさわしいセリフを押していきます。
ぬいぐるみ:「ふわ~眠くなってきた」
え...!ねむたいの?
ぬいぐるみ:「おふとん 連れてって...」
おふとん よういするね
...タオルを敷いて布団の準備をし始めました。
ぬいぐるみ:「明日また遊ぼうね」
うん!ぜったいね!
ぬいぐるみ:「おやすみなさい、ぐーぐーむにゃむにゃ」
ママ~!くまさん ねちゃった~。
あしたも あそぼうね っていってたよ!
...ものすごく嬉しそうに報告してくれました♡
私は、初見だったので、頭をフル回転させて「おやすみ」に行きつきましたが、初めて使う際には、終わり方をシミュレーションしておいた方がいいかと思います。
いきなりぬいぐるみがしゃべらなくなる終わり方なんて悲しいですもんね。
眠くなってきて寝てしまうのが一番受け入れやすい終わり方だと思います。
Pechat(ペチャット) ピンク ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型スピーカー【英語にも対応】
いろいろな場面で活用できるペチャット
実際に我が家で遊んでみて、いろいろな場面でペチャットを使うことができました。
たくさんのセリフリスト
30個のカテゴリーに分かれていて、その中でたくさんのセリフが入っているので、カテゴリー内のセリフを押すだけで会話が成り立ちやすいです。
カテゴリー一覧を見てもわかるように、日常生活のいろいろな場面や、ごっこ遊び用のセリフ、季節のイベント用のセリフもたくさん入っています。
「おめざめ」のカテゴリーの中には「おはよう!」「朝だよー」「起きる時間だよー」「朝ごはんのお手伝いに行こう」...などといったセリフがたくさん。
画面を切り替えることなく会話をすることができるので、操作が苦手な方でも大丈夫ですよ~!
操作が面倒な時のおまかせ・らくらくモード
おまかせモード
「セリフ」は使いやすいのですが、場面ごとにセリフを選んだり、話をこちらから振ったりしないといけないので、大人はスマホに付きっきりになってしまいます。
ちょっと手を放したいときには、「おまかせ」がおすすめです。
「おまかせ」は、全く親はセリフを押さなくてもいいので、手放しでおまかせできるようになっています。
「おまかせ」を押すと、「おしゃべり」と「まねっこ」の2つから選べるようになっています。
「おしゃべり」は、ペチャットが会話の主導権を握り、たまに質問が飛んできます。子供が反応すると、どんな反応でも差しさわりのないような返答が返ってくるので、なんとなく会話が成り立つようになっています。
「まねっこ」は子供が言った言葉をオウム返ししてくれるので、子供が話している間、会話が続くようになっています。
「おまかせ」ばかりだと、子供が飽きてしまうので、「セリフ」と「おまかせ」を混ぜながら使うと、ラクしながら会話がはずみますよ~!
らくらくモード
個人的におすすめなのは「らくらくモード」です。
ラクなので、結構使ってます。
表示されるセリフの候補を選ぶだけで、簡単に会話が進んでいきます。
ぬいぐるみ:「何をして遊ぶのが好き?」
おままごとがすき!
すると、次のセリフ候補が3つ出てくるので、娘が答えた内容に合ったセリフをタップします。
ぬいぐるみ:「どうやってやるの?教えて」
ここで、おりょうりを するんだよ
また、次のセリフ候補の中からタップします。
ぬいぐるみ:「わー、おもしろそう!今度一緒にやりたいなー」
うん!こんど いっしょにやろうね。
ぬいぐるみ:「〇〇ちゃん、またいろんなこときかせてね。」
タップすれば、勝手に画面が切り替わってセリフ候補を出してくれるので、とてもラクです。
らくらくモードは 30項目以上あるので、これをつなげていくだけで、自然な会話ができますよ~!
朝の準備や歯磨き、着替えなどに効果的(イヤイヤ期にも)
娘は3歳0ヵ月の時にペチャットを始めたので、イヤイヤ期は終わっていたのですが、親が言ってもなかなかやらない 朝の準備や歯磨き、着替えなどにとても効果的でした!
親が何度言ってもやろうとしないことを、他人が言うと すんなりやってくれることって多いですよね。
かわいいぬいぐるみが「やろう!」って言ってくれるだけで、すんなりやってくれます。
メニュー画面の「セリフ」の中には、「お着換え」「トイレ」「歯磨き」など、なかなか子供自身からやりたがらないような項目もたくさんあります。
「はみがき」の場面だけでも「ねえねえ、ハミガキの時間だよ」「今日の歯磨きは自分でしてみよう」など、20コ以上のセリフが入っています。
私が何度言っても渋ることが多い娘ですが、ペチャットにしゃべらせてみたら、一発で歯磨きをし始めました。
幼稚園に行くのを嫌がる時や着替えなどのよくあるイヤイヤに対してのセリフも多いので助かっています。
ちなみに、「イヤイヤ期」にも使いやすいようにメニュー画面に「イヤイヤ」という項目があります。
親の言うことをとりあえず「イヤ」という時期に、ぬいぐるみが「やろう!」と言うだけで解決することもあるのではないでしょうか。(←娘のイヤイヤ期は過ぎていましたので、憶測ですけど...)
しつけにも効果がある!?
「セリフ」の中には、「いただきますしようね」や「よく噛んでから飲み込もうね」、「次の遊びをするまえに、お片付けをしよう」などといったセリフもたくさん入っています。
しつけ的な効果も期待できるかと思いますが、我が家ではなかなか...。
実際は、その場面になってわざわざぬいぐるみを持ってきて、スマホのアプリを起動し...なんてことはやってられません。
たまたまペチャットで遊んでいる時にそのような場面になれば使えるのかもしれませんが......。
さらに、「ママとの約束覚えてる?ごめんなさいって言おう!」「一緒にごめんなさいしよう」といったセリフも入っています。
子供との生活の中で、ママに謝らないといけないような場面も出てくるかと思います。そういった場合に、ママ自身が自分に謝らせようとするのってなんだかイヤな気分ですよね。
第三者である ぬいぐるみから「ママとの約束覚えてる?ごめんなさいって言おう!」って言われたら、子供もすんなりと謝れるのではないでしょうか。
でも、「説教するぬいぐるみ」だと思われてしまったら元も子もないので、ほどほどに使うのがいいと思います。
実際に使ってみてわかったペチャットのメリットデメリット
実際に3歳娘が遊んでみてわかったペチャットのメリットデメリットについてまとめました。
ペチャットのメリット
先ほど挙げた、「朝の準備や歯磨き、お風呂などに効果がある」以外にもいろいろなメリットがありました。
メリット
-
ぬいぐるみを大事にかわいがるようになった
-
一人っ子なので、家の中でのお友達ができた感覚
-
パパママと話すのとは また違った会話を聞くことができる
- パパママの質問には答えないことも ぬいぐるみには話してくれる
娘は本当にぬいぐるみが生きているかのように大事に扱うようになりました。
一人っ子なので、妹ができたような感覚だと思います。
なので、幼稚園のお友達や年下の子に接しているような感じで会話をしている様子をみることができました。
パパママに話しかけるのとは少し違った娘の様子をみることができて、良かったです。
また、パパママの質問には恥ずかしがって答えないような内容も、ぬいぐるみには話していてびっくりしたこともあります。
ペチャットのデメリット
実際に使ってみるとメリットも多く感じましたが、デメリットもありました。
デメリット
-
子供に見つからないようにこっそりスマホを操作しなければならない
-
子供がこそこそ話をし始めたら、会話が成り立たなくなる
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スマホを操作している間は、全く休めない
-
遊んでいる途中でスマホに連絡が入ると音声がペチャットから出てしまう
ぬいぐるみの会話を親が操作していることがバレないように、スマホをこっそりと操作しなければなりません。
我が家では、娘がリビングで遊んでいる間は、こっそりと対面キッチン側に隠れ、子供の返答の聞き耳を立てながら操作をしています。
なので、娘がぬいぐるみと こそこそ話を始めてしまったら、娘の声が聞こえず、会話が成り立たなくなってしまいます。
また、娘が返答したことに対してセリフを探してタップしていくので、親はスマホを一生懸命操作し、休む暇がありません。
スマホとペチャットがBluetoothでつながっているため、すべてのスマホの音がペチャットから出てしまいます。
遊び終わったら、必ずペチャットの電源を切るか、Bluetoothを切らないといけません。
何度かBluetoothを切るのを忘れて、音がペチャットから出てしまいました。
娘は「あれ?」と言ってましたが、知らぬ存ぜぬを通しました...。
デメリットも多少はありますが、ぬいぐるみとおしゃべりができる!夢のようなおもちゃ「ペチャット」。
子供の夢を壊さないようにたくさんの会話を楽しみたいですね。
娘のとても楽しそうに会話をする姿を見ていると、微笑ましくなります。4歳になった今でも私が操作しているなんて全く疑っていません。
とってもおすすめのおもちゃですよ~!
Pechat(ペチャット) ピンク ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型スピーカー【英語にも対応】
最後までお読みいただきありがとうございました。
おもちゃ選びの参考になればうれしいです。