子供は何でも遊びに変えてしまいます。
水道があれば蛇口を開けたまま出しっぱなしで遊びます。
ティッシュペーパーを何枚もだして遊んだり、紙も次から次へと書きなぐります。
食事を食べるときもあれば、全然食べない日もあったり...
子育てしてると、なんだか いろいろもったいないな~と思うこと ありませんか?
3歳になる前までは、危険なことをしたときや、人に迷惑をかけることをした時だけ注意していましたが、3歳を超えたらそろそろ「もったいない」心を教えたい......と思い始めました。
そこで、「もったいない」を子供に教えることについて調べてみました。
また、「もったいない」の心にふれることができる おすすめの絵本に出会いましたので、紹介したいと思います。
「もったいない」の意味はいつからわかるの?
本当の意味は4~5歳くらいから
親が「もったいない」という言葉をどれだけ使うかにもよりますが、言葉自体は2歳半くらいから分かり始めます。
「もったいない」は、「無駄なことをしない」という意味も含めて 感謝の気持ちや物を大切にする気持ちが含まれていて、大きな意味があります。
そのような本当の意味は4~5歳くらいから理解し始めるようです。
そんな「大きな意味」を完全に理解するのはまだまだ先かもしれませんが、物を大切にする気持ちは幼少期から持っていてほしいですよね。
でも、しつけとして全てのことに「もったいない」を強要するのは、学びの上で どうなのでしょうか。
子供はもったいないことをしながら学んでいく
子供は遊びながら いろいろな事を学んでいきます。
天気がいい時に 水道のホースから水を出しっぱなしにして遊び、虹ができるのを偶然発見することもあります。
ありったけの折り紙を一度にハサミで切ろうとして、それが難しいことを知ったりします。
子供が夢中で遊んで、それが学びにつながります。
夢中で遊んでいる子は、知的好奇心や、非認知能力が育つそうです。
夢中で遊ぶということは、もったいない使い方をしていることが多い気がします...
もったいないけど、知的好奇心の邪魔をしたくないし...
「しつけ」と「学びの機会」との間で親は揺れる
好奇心や学びの機会のことを考えると、「もったいない」ことは考えずに とことん遊び倒してもらいたいですよね。
けれども、しつけのこともあるし、年齢があがるにつれて、日本独特の「もったいない」の心も持ってもらいたい。
この両方って相反しているので、バランスをとるのが親としては難しいですよね。
バランスをとるのは難しいですが、まず手始めに、遊びの時はとことん遊び、日常生活の食事や歯磨きの時に「もったにない」を教えてみてはどうでしょうか。
「もったいない」ってどう教える?
おかず全部食べてね。
もったいないよ。
「もったいない」ってなに?
なぜなぜ期真っ最中の3歳娘は突然聞いてきました。
食べ物を残すともったいないよね。...あれ?
「もったいない」以外の言葉が見つからない。どう答えればいいの?
私は、もったいないの意味を 娘に説明できませんでした。
慌てて「こどもことば絵じてん」で調べました。
(こどもことば絵じてんとは:幼児期に習得したい言葉を中心に、子供に分かりやすく説明ができるようイラストと言葉で描かれた辞典)
もったいない
だいじな ものを、むだに して ほしく ないと いう きもち。
引用:三省堂 こどもことば絵じてん より
へぇ~!気持ちを表す言葉なんだ!
...と改めて思いました。
そのまま娘に伝えましたが、わかったようなわかってないような感じ。
「もったいない」っていろんな場面で使う反面、子供に教えるのがとても難しく思いました。
そこで、「もったいない」について 子供でもわかりやすい絵本はないかな?と思ってたどり着いたのが、こちらの絵本です。
もったいないばあさん
「もったいない」を初めて知ってもらうのにおすすめの絵本です。
もったいないことをしている子供に、強烈なキャラクターの「もったいないばあさん」が、「もったいないことしてないかい?」と言いながらやってきます。
食べ残し、水の出しっぱなし、紙の無駄遣い、電気のつけっぱなしなど、日常生活の「あるある」に「もったいない」と言ってくれる絵本です。
「もったいない」の意味って一言では言えないからこその絵本
先ほども出てきたように「もったいない」の意味って説明するのが難しくて、一言ではなかなか言えません。
もったいないばあさん の絵本も、「もったいない」の意味は描かれていません。
しかし、昔ながらのお節介な ばあさんが、「これはもったいない」「こうするともったいなくないよ」と教えてくれます。
たくさんの「もったいない」の場面を通じて、子供ながらに「こういうときに、もったいないっていうんだな...」と感じることができるようになっています。
強烈な ばあさんに子供がハマる
「もったいない」を教える絵本なので、大人からすると、少し説教じみている感じがします。
それを打ち消してくれるのが、強烈なキャラクターの「もったいないばあさん」。
説教している「ばあさん」なんですけど、キャラクターが勝ってしまって、おもしろおかしく読めてしまいます。
娘も意味を理解しているかわかりませんが、「もったいないばあさん」が大好きです。
もったいないばあさん よんで、よんで~!
気楽に読めるところが、この絵本ならではだと思います。
「もったいないばあさん」はシリーズ絵本
「もったいないばあさん」はシリーズ化されていて、何冊も出ています。
その中から2冊ご紹介します。
好き嫌いをしていたら、もったいないばあさんがやってきます。
「食べ物を残すのはもったいない」を教えてくれる絵本です。
もったいないばあさん もったいない こと して ないかい? (講談社の創作絵本)
もったいないばあさんのお話がいっぱい載っています。
もったいないの心と、もったいないを実践する ばあさんの知恵がたくさん載っている絵本です。
少し対象年齢高め(5歳くらい)だと思います。
少し年齢が上がってくると、絵本を1冊読むのに時間がかかって ママの喉がカラカラ...なんてこともありますよね。
そんな時には 読み聞かせアプリもおすすめです。
人気の絵本から名作童話まで幅広く取り揃えていて、プロのナレーターによる読み聞かせ音声が楽しめます。
読み聞かせアプリの詳細をみてみる⇒みいみ(耳で聴いて 声で遊べる 絵本アプリ)| iPhone/Androidアプリ
「もったいない」のまとめ
3歳娘に「もったいない」を教えようと 意気込んでいろいろ調べました。
今から徐々に食事の面や生活の面で「もったいない」の比重を少しずつ増やしていければいいかな...と思いました。
「遊び」に関しては、もうしばらくは 多少の「もったいない」には目をつぶろうと思います。
日頃から絵本などを活用したりして、「物に対する感謝の心」「大事なものをたいせつにする気持ち」を伝えることができたらいいな...と思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも子育ての参考になればうれしいです。